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機能不全家庭の親は、自分が子供にしてあげたことはよく覚えていて、過大評価する一方で、自分が子供に与えた悪影響は、過小評価するか、記憶から削除する。自分がうまくいかない原因を子供のせいにする。子供のことを勝手に決めつけ、一方的に評価し判断し、子供の気持ちを無視し続けておいて、いよいよ子供との関係に問題が表れると、「子供が何も言ってくれない!子供のことが何もわからない!」と言う。これでは子供が親に何か言おうという気になるわけがない。今の若者もこれと同じだ。

そういう段階になった時に、親が取りがちな行動としては、まず、「努力が足らん!根性が足らん!」「せっかく育ててやったのに!」と、あからさまに子供のせいにする方向がある。これは非常にわかりやすい。もう一つは、あからさまに子供のせいにするのは親として良くないという意識は辛うじてあるので、子供のことなど何もわかっていないのに、「私はあなたの味方よ」というポーズを取る方向がある。これは、子供のことを理解するよりも、「良い親でありたい」という欲望のほうがまだ優先されている状態だ。若者のことをわかっていない年長者も、だいたいこの二つのタイプに分けられるのではないかと思う。

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